企業の求人情報の小出し

中途採用に臨む採用担当者は、応募者に向けて企業情報を開示する時、小出しにするのが原則です。大別すると1次情報、2次情報、3次情報の3段階に分けることが出来ます。
1次情報はいわゆる求人広告に当たるのですが、最低限の情報で応募者を集めなければなりません。自社をよく知らない若者に対して、限られた情報で誘いを掛けるという難題をクリアして、ライバル企業の広告を凌駕しなければなりません。自宅でゆっくり広告を見てくれるとは限らないため、簡潔に提示するのもコツと言えるでしょう。またライバルではなく自社を選んでもらうために、目を引くアピールポイントを何点か盛り込むのも重要です。
2次情報は、面接等の選考プロセスで、応募者に対して新たに伝える情報です。1次情報とは異なり、一般に公開される情報ではありません。また、1次情報が書面であるのに対して、2次情報は自社の社員の顔を見せたり、声を聞かせたりすることを含みます。応募者にとっては職場の雰囲気を実感することのできる、貴重な情報となり得ます。応募者は応募した時点で既に、会社の雰囲気、社屋の清潔さ、トップや幹部の人格等を知りたいと考えているものです。2次情報である面接や各種試験はそうしたニーズに応えるものとなるため、慎重に準備することが求められます。特に面接では企業側も、応募者に関する有益な情報を収集することができます。
例えば社内の人間関係について問い質す応募者は、ひょっとすると前職で上手くコミュニケーションを図れなかった人なのかもしれません。その可能性が高まれば、採用を見送る判断も生じてきます。また、給料、待遇の細かな点まで質問する人は、お金に困っているのかもしれないと想像できます。ともあれ2次情報は、採用する人に加え、採用を見送る人にも提供することになります。ですから後者の人にも伝えて良い情報であるのかは、きちんと吟味しなければなりません。

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